ウィルキンソンの277得点は不滅の大記録に
- 2015/09/15
- 08:00
ここまでで私家版のスコッド一覧表も完成しましたが、今大会で記録を作ろうという選手をもう一回おさらいしてみましょうか。
まずは大会最多出場からで5大会連続出場で脚光を浴びるMauro Bergamasco(イタリア、左)選手と、惜しくも5大会連続スコッド入りに止まったOvidiu Tonita(ルーマニア)選手。
明暗を分けたのは、1999年当時はまだ20歳だったベルガマスコ選手の、たった20分間の出場でした。
今大会の最年長は38歳4ヶ月で出場を目指すVictor Matfield(南アフリカ、左選手、最年少は18歳11ヶ月のVasil Lobzhanidze(ジョージア)選手。
ロブザリゼ選手は出場すればその時点で大会最年少出場記録の更新ですが、最年長出場記録の方はDiego Ormachea(ウルグアイ)選手が1999年大会に40歳1ヶ月というのがあります。
だけど、ノックアウトステージまで進出した選手としては、前回大会準々決勝のMario Ledesma(アルゼンチン)選手の38歳と5ヶ月弱が最高齢のはず。今大会の準々決勝は10月16、17日でマットフィールド選手は38歳と5ヶ月強ですから、そこで出場すればノックアウトステージまで進出した選手の高齢記録更新となります。
その最年長記録を持つディエゴ・オルマチェア(左)さんの息子が、今大会にウルグアイのSHとして出場するAgustin Ormachea選手です。
怪しい部分もあるのが個々の選手のサイズですが、お遊びということで大会最重量はオーストラリアのWilliam Skelton選手の203センチ140キロ。
最長身は208センチでDevin Tonder(アイルランド、左)選手とRichie Gray(スコットランド、右)選手が公称208センチで並びます。
小さい方ではジョージアのSH、Vazha Khutsishvili(左)選手の164センチみたいですね。我らが田中史朗選手は2センチ及びませんでした。
2011年には本当は一番小さくなかったのに、ロシア代表Alexandre Yanyuskin選手の15センチ以上という大胆な身長詐称のおかげで一番小さな選手になったんですが。
ブラッドスポーツだけに親子兄弟の出場は枚挙にいとまなしというぐらいにありますが、国境を超えた兄弟出場はSiale(トンガ、左)、Charles(ニュージーランド)のPiutau兄弟が、チャーリーが選ばれずアウト。
新たにVavae(サモア、右端)が加わって前大会に続いて国境を超えた兄弟出場を狙ったTuilagi兄弟も、Manu(イングランド、中央)が選ばれず、Alesana(サモア、左)とVavaeの平凡な兄弟出場に止まりました。
Tuilagi兄弟は1995年のFeretiからHenry、Aniteriaも加えて6兄弟がワールドカップ出場というのは凄いですが、これはご両親が何か賞を授かるべきでしょう。だけど、出場するのは6兄弟合わせて8大会目、対してこの兄弟は2人だけで8大会目です。左からMirco、Mauroのベルガマスコ兄弟。右はやはり今大会も出場するTommaso Benvenuti選手。
今大会で達成される(かもしれな)いろいろな記録の焦点になるのはこの人、Richie McCaw選手です。
ワールドカップの通算出場試合数22にあと6試合と迫っていることは以前に書きましたが、George Greganさんが持つ通算16勝にはあと2勝。これはプール戦だけで追いつくことが確実です。もちろん、一番大事なのは史上初のワールドカップ連覇を、(キャプテンとして)達成することですが、試合に出るたびに通算キャップ数記録も更新ですしね。
Dan Carter選手が挑むのは
通算39コンバージョンというGavin Hastings(下の写真左)さんの記録。現在35ですから、いくらガラスのエース化しているとはいっても更新は確実でしょうね。通算277得点という断然の記録を持つJonny Wilkinsonさんの名前がないのが意外な気がしますが、イングランドがコンバージョンの前提になるトライを取るチームではなかったということに尽きます。
だけど、ウィルキンソンさんの277得点や、Grant Fox(ニュージーランド、1987年)さんの1大会126得点は永久不滅の大記録になりそうですね。今でさえそうなんですが、World RugbyがオーストラリアのNational Rugby Championshipなどで試行されているトライ6点、PG、DG、コンバージョンは2点などという試験的ルールを、大幅に拡大して試行することを発表済み。この流れだと2019年以降のワールドカップはキックは全部2点になりそうですからね。
連覇とともに通算無敗記録、個人として出場した試合での連勝記録を更新しようというのはMa'a Nonu(右)、Conrad Smith選手のオールブラックスCTBコンビ。南アスコッドから漏れたFrancois Steyn選手の持つ11連勝にあと2と迫っているそうです。2人とも、あのカーディフでのフランス戦には出ていなかったんですね。
私も記録を樹立する可能性がゼロではありません。怪物Jonah Lomuさんの通算15トライを10トライで追うのがBryan Habana(右)選手、9トライで追うのが左後ろのDrew Mitchell選手(オーストラリア)。
2007年大会では私がが8トライ、ミッチェル選手が7トライですから、数字の上では可能ですが、ミッチェル選手は死のプールだけにウルグアイ戦に先発できるかどうかがポイントですか。私はというと、日本のディフェンスが1995年みたいだったら可能性が大きくなるんですが、そうではないということを信じましょう。
まずは大会最多出場からで5大会連続出場で脚光を浴びるMauro Bergamasco(イタリア、左)選手と、惜しくも5大会連続スコッド入りに止まったOvidiu Tonita(ルーマニア)選手。
明暗を分けたのは、1999年当時はまだ20歳だったベルガマスコ選手の、たった20分間の出場でした。
今大会の最年長は38歳4ヶ月で出場を目指すVictor Matfield(南アフリカ、左選手、最年少は18歳11ヶ月のVasil Lobzhanidze(ジョージア)選手。
ロブザリゼ選手は出場すればその時点で大会最年少出場記録の更新ですが、最年長出場記録の方はDiego Ormachea(ウルグアイ)選手が1999年大会に40歳1ヶ月というのがあります。
だけど、ノックアウトステージまで進出した選手としては、前回大会準々決勝のMario Ledesma(アルゼンチン)選手の38歳と5ヶ月弱が最高齢のはず。今大会の準々決勝は10月16、17日でマットフィールド選手は38歳と5ヶ月強ですから、そこで出場すればノックアウトステージまで進出した選手の高齢記録更新となります。
その最年長記録を持つディエゴ・オルマチェア(左)さんの息子が、今大会にウルグアイのSHとして出場するAgustin Ormachea選手です。
怪しい部分もあるのが個々の選手のサイズですが、お遊びということで大会最重量はオーストラリアのWilliam Skelton選手の203センチ140キロ。
最長身は208センチでDevin Tonder(アイルランド、左)選手とRichie Gray(スコットランド、右)選手が公称208センチで並びます。
小さい方ではジョージアのSH、Vazha Khutsishvili(左)選手の164センチみたいですね。我らが田中史朗選手は2センチ及びませんでした。
2011年には本当は一番小さくなかったのに、ロシア代表Alexandre Yanyuskin選手の15センチ以上という大胆な身長詐称のおかげで一番小さな選手になったんですが。
ブラッドスポーツだけに親子兄弟の出場は枚挙にいとまなしというぐらいにありますが、国境を超えた兄弟出場はSiale(トンガ、左)、Charles(ニュージーランド)のPiutau兄弟が、チャーリーが選ばれずアウト。
新たにVavae(サモア、右端)が加わって前大会に続いて国境を超えた兄弟出場を狙ったTuilagi兄弟も、Manu(イングランド、中央)が選ばれず、Alesana(サモア、左)とVavaeの平凡な兄弟出場に止まりました。
Tuilagi兄弟は1995年のFeretiからHenry、Aniteriaも加えて6兄弟がワールドカップ出場というのは凄いですが、これはご両親が何か賞を授かるべきでしょう。だけど、出場するのは6兄弟合わせて8大会目、対してこの兄弟は2人だけで8大会目です。左からMirco、Mauroのベルガマスコ兄弟。右はやはり今大会も出場するTommaso Benvenuti選手。
今大会で達成される(かもしれな)いろいろな記録の焦点になるのはこの人、Richie McCaw選手です。
ワールドカップの通算出場試合数22にあと6試合と迫っていることは以前に書きましたが、George Greganさんが持つ通算16勝にはあと2勝。これはプール戦だけで追いつくことが確実です。もちろん、一番大事なのは史上初のワールドカップ連覇を、(キャプテンとして)達成することですが、試合に出るたびに通算キャップ数記録も更新ですしね。
Dan Carter選手が挑むのは
通算39コンバージョンというGavin Hastings(下の写真左)さんの記録。現在35ですから、いくらガラスのエース化しているとはいっても更新は確実でしょうね。通算277得点という断然の記録を持つJonny Wilkinsonさんの名前がないのが意外な気がしますが、イングランドがコンバージョンの前提になるトライを取るチームではなかったということに尽きます。
だけど、ウィルキンソンさんの277得点や、Grant Fox(ニュージーランド、1987年)さんの1大会126得点は永久不滅の大記録になりそうですね。今でさえそうなんですが、World RugbyがオーストラリアのNational Rugby Championshipなどで試行されているトライ6点、PG、DG、コンバージョンは2点などという試験的ルールを、大幅に拡大して試行することを発表済み。この流れだと2019年以降のワールドカップはキックは全部2点になりそうですからね。
連覇とともに通算無敗記録、個人として出場した試合での連勝記録を更新しようというのはMa'a Nonu(右)、Conrad Smith選手のオールブラックスCTBコンビ。南アスコッドから漏れたFrancois Steyn選手の持つ11連勝にあと2と迫っているそうです。2人とも、あのカーディフでのフランス戦には出ていなかったんですね。
私も記録を樹立する可能性がゼロではありません。怪物Jonah Lomuさんの通算15トライを10トライで追うのがBryan Habana(右)選手、9トライで追うのが左後ろのDrew Mitchell選手(オーストラリア)。
2007年大会では私がが8トライ、ミッチェル選手が7トライですから、数字の上では可能ですが、ミッチェル選手は死のプールだけにウルグアイ戦に先発できるかどうかがポイントですか。私はというと、日本のディフェンスが1995年みたいだったら可能性が大きくなるんですが、そうではないということを信じましょう。
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- テーマ:ラグビー
- ジャンル:スポーツ
- カテゴリ:ラグビーワールドカップ2015
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