リオ五輪メダルのお値段編
- 2016/09/02
- 18:30
金銀銅、それぞれのメダルのお値段は、こういうものだとされています。
1パーセントの金を含んだ金メダルでも600米ドル、約6万円。銅メダルとなると3ドルという、ちょっと情けないような値段になりますが、このメダルが選手の手に渡ったとたんに違った価値を持つようになります。
下の表は各国がメダル獲得選手に対して用意している報奨金の額。もちろん、これが全部ではなく、公表されている中でも一部の国だけが対象で、表には入っていない日本は、金メダルが500万円、銀メダルが200万円、銅メダルが100万円でしたね。
この種の表はネット上にはいくらでもあって、金額が微妙に違ったりしますが、それは換算する際の誤差。レートは時期によっても違いますから、一応細かい金額が出ていても大雑把にこれぐらいという金額です。
公表されている中で最高額はシンガポールで、100メートルバタフライで同国に初の金メダルをもたらしたJoseph Schooling選手は、100万シンガポールドルをゲットしました。
上の表にはありませんが女子重量挙げ53キロ級で優勝した台湾のHsu Shu-ching、許淑淨が2千万台湾ドル(6千5百万円)で、公表されている中ではマレーシア選手と2位争いですね。
一般的にはメダルの数が少ない国、価値の高い国は高額になり、メダルの数が多い国は少なくなります。また、途上国ほど気前よく、先進国は少なくなります。
旧ソ連圏の中でも中央アジアに位置する国が軒並み高額ですが、そこを狙ってウクライナなどの貧乏国からの越境組が目立つのもこのエリアの特徴。登坂絵莉選手に敗れて銀メダルだったMariya Stadnik選手もそのひとりですが、中にはキューバから国籍変更という選手までいます。
だけどホントに凄いのはこの表にない国でしょうね。ロンドンで世界新記録でやり投げに優勝、トリニダードトバゴに2個目の金メダルをもたらしたKeshorn Walcott選手は、
15万ドルのキャッシュに加えて2千坪の土地と豪華な家をプレゼントされたそうで、今大会でも、ベネズエラはメダリストなんてケチなことはいわず、オリンピックに出場した全選手に家をプレゼントすることを発表しています。
もちろん、ベネズエラは石油価格の下落に伴う未曾有の経済危機の真っ最中。Nicolas Maduro(上の写真右)大統領の発言にどれだけの実効性があるのかは分かりませんが、中東あたりには本当に景気の良い国がありますからね。
表で面白いのは金額より中身。タイやフィリピンは気前は良いのですが分割払い。ホスト国のブラジルは、国威発揚を狙っているにしては意外に少額で、しかもメダルの色は区別しないという独自主義。だけど、男子サッカーの金メダルに対しては他の種目の選手の10倍です。ネイマール選手以下のイレブンは首尾よくひとり10万ドルをゲットできました。
U23とはいってもプロ選手ばかりですから、これぐらいは出さないと優勝できるだけのメンバーは集められないということなんでしょうね。
その一方でスウェーデンやイギリスのように1円も貰えないという国もあります。
ただ、ここまでの選手に入るお金は、すべてオリンピック委員会(国)からのお金。日本でもそうですが有名アスリートになるとそれ以外のところからも入って来ます。そういうお金を考えると、オリンピックで本当に稼げるのは、やはり途上国ではなく先進国の選手ですね。
1パーセントの金を含んだ金メダルでも600米ドル、約6万円。銅メダルとなると3ドルという、ちょっと情けないような値段になりますが、このメダルが選手の手に渡ったとたんに違った価値を持つようになります。
下の表は各国がメダル獲得選手に対して用意している報奨金の額。もちろん、これが全部ではなく、公表されている中でも一部の国だけが対象で、表には入っていない日本は、金メダルが500万円、銀メダルが200万円、銅メダルが100万円でしたね。
この種の表はネット上にはいくらでもあって、金額が微妙に違ったりしますが、それは換算する際の誤差。レートは時期によっても違いますから、一応細かい金額が出ていても大雑把にこれぐらいという金額です。
公表されている中で最高額はシンガポールで、100メートルバタフライで同国に初の金メダルをもたらしたJoseph Schooling選手は、100万シンガポールドルをゲットしました。
上の表にはありませんが女子重量挙げ53キロ級で優勝した台湾のHsu Shu-ching、許淑淨が2千万台湾ドル(6千5百万円)で、公表されている中ではマレーシア選手と2位争いですね。
一般的にはメダルの数が少ない国、価値の高い国は高額になり、メダルの数が多い国は少なくなります。また、途上国ほど気前よく、先進国は少なくなります。
旧ソ連圏の中でも中央アジアに位置する国が軒並み高額ですが、そこを狙ってウクライナなどの貧乏国からの越境組が目立つのもこのエリアの特徴。登坂絵莉選手に敗れて銀メダルだったMariya Stadnik選手もそのひとりですが、中にはキューバから国籍変更という選手までいます。
だけどホントに凄いのはこの表にない国でしょうね。ロンドンで世界新記録でやり投げに優勝、トリニダードトバゴに2個目の金メダルをもたらしたKeshorn Walcott選手は、
15万ドルのキャッシュに加えて2千坪の土地と豪華な家をプレゼントされたそうで、今大会でも、ベネズエラはメダリストなんてケチなことはいわず、オリンピックに出場した全選手に家をプレゼントすることを発表しています。
もちろん、ベネズエラは石油価格の下落に伴う未曾有の経済危機の真っ最中。Nicolas Maduro(上の写真右)大統領の発言にどれだけの実効性があるのかは分かりませんが、中東あたりには本当に景気の良い国がありますからね。
表で面白いのは金額より中身。タイやフィリピンは気前は良いのですが分割払い。ホスト国のブラジルは、国威発揚を狙っているにしては意外に少額で、しかもメダルの色は区別しないという独自主義。だけど、男子サッカーの金メダルに対しては他の種目の選手の10倍です。ネイマール選手以下のイレブンは首尾よくひとり10万ドルをゲットできました。
U23とはいってもプロ選手ばかりですから、これぐらいは出さないと優勝できるだけのメンバーは集められないということなんでしょうね。
その一方でスウェーデンやイギリスのように1円も貰えないという国もあります。
ただ、ここまでの選手に入るお金は、すべてオリンピック委員会(国)からのお金。日本でもそうですが有名アスリートになるとそれ以外のところからも入って来ます。そういうお金を考えると、オリンピックで本当に稼げるのは、やはり途上国ではなく先進国の選手ですね。
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